「ハングル」は、韓国語の文字の名称です。
朝鮮王朝の代４代の王、世宗大王が作り「訓民正音」という名で１５世紀に公布した表音文字です。
ハングルとは？
「ハン」は、大きいという意味 「グル」は、「文字」という意味で「大いなる文字」の意味となります。
基本になるのは、母音字１０個、子音字１４個となります。
さらにこれらを組み合わせて作られたものを含めると、全部で４０個になります。（母音字２１個、子音字１９個）
日本語のひらがな50音より、１０個も少ないのだから覚えやすいかな？
基本母音字
まずは、基本母音字の１０個を学ぶ。１から１０までが基本的な母音です。
３と５の発音は、「オ」、４と６の発音は「ヨ」、７と９の発音は「ウ」となっていますが、発音の仕方が微妙に違うようです。
初心者に難しく、挫折するポイントかもしれませんね。
- ㅏ ア [a]
- ㅑ ヤ [ya]
- ㅓ オ [eo]
- ㅕ ヨ [yeo]
- ㅗ オ [o]
- ㅛ ヨ [yo]
- ㅜ ウ [u]
- ㅠ ユ [u]
- ㅡ ウ [eu]
- ㅣ イ [i]
母音字の書き方
ㅏ→ ㅑ→ ㅓ → ㅕ→ ㅗ → ㅛ → ㅜ→ ㅠ → ㅡ→ㅣ
母音字を横に並べて書くと、規則的になっていることがわかる。「縦棒の右横棒一つ」、「縦棒一つに右横棒２つ」「縦棒１つに左横棒１つ」・・・・最後の２文字は、「横棒１つ」「縦棒１つ」を覚えれば理解いしやすい。
実際に使われる母音字
ㅇㅏ → 야 → 어 → 여 → 오 →」 요 → 우 → 유 → 으 → 이
実際に使われる場合は、母音字の左あるいは、上に「ㅇ」を記載して使うことになります。
母音が作られた原理
天・地・人の三つが基本となっている。
丸い天「・」、平らな地「_」、立つ人「ㅣ」から作らています。
日本人にはむずかし発音 １
3.ㅓ オ 口を大きく開けて「オ」を発音する。 舌を奥へ引き寄せる感じで。
発音記号 [ɔ]
5.ㅗ オ 唇を丸めて「オ」を発音する。
発音記号 [o]
日本人には難しい発音２
4.ㅕ ヨ 口を大きく開いて「ヨ」を発音する。
発音記号 [jɔ]
６.ㅛ ヨ 唇を丸めて「ヨ」を発音する。
発音記号 [jo]
日本人にはむずかしい発音３
7. ㅜ ウ 唇を丸めて突き出すようにして「ユ」を発音する。
発音記号 [u]
9.ㅡ ウ 唇を横に引いて「ウ」を発音する。
発音記号 [ɯ]
基本子音字
基本子音字の14個を学びます。1から14が基本子音字です。
- ㄱ 平音 [k] 日本語のか行の「ｋ」とほぼ同じ音
- ㄴ 平音 [n] 日本語のな行の「ｎ」の音
- ㄷ 鼻音 [t] 日本語のた行の「ｔ」とほぼ同じ音
- ㄹ 流音 [ɾ] 日本 語のら行の「ｒ」の音
- ㅁ 平音 [m] 日本語のま行の「ｍ」の音
- ㅂ 激音 [p] 日本語のぱ行の「ｐ」よりやや弱い音
- ㅅ 平音 [s] 日本語のさ行の「ｓ」の音
- ㅇ 鼻音 [無，ŋ] 母音字の前では音価がなく、母音字の下い付くと「ーŋ」となる
- ㅊ 激音 [tɕʰ] 日本語のちゃ行の「[tɕ」よりやや弱い音
- ㅊ 激音 [tɕʰ] 「ㅊ」を発音しながら息を激しく出す。
- ㅋ 激音 [kʰ] 「ㅋ 」を発音しながら息を激しく出す。
- ㅌ 激音 [tʰ] 「ㄷ」を発音しながら息を激しく出す。
- ㅍ 激音 [pʰ] 「ㅂ」を発音しながら息を激しく出す。
- ㅎ 激音 [h～ɦ～無] 日本語のは行の「ｈ」より激しい音
- 濃音：息を出さないように、喉を詰まらせて発音する。
- 平音：優しく発音する。
- 激音：平音に比べ、息を激しく出して発音する。
まとめ
基本になるのは、母音字１０個、子音字１４個となる。
日本語に無い母音字が存在する。
同じ音でも発音の仕方が違うものがある。
パッチムなる謎のものがある。
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