ハングルとは何か？ 基本を学ぶ（４）「ハングルの発音変化」

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韓国語の音節末の子音（パッチム・終音）は、他の音とつながる中で、音の変化を起こします。ハングルの発音変化について学びます。

パッチム

パッチムについて学びます。

音節の頭に立つ子音を発音、音節の核になる母音を中声、音節末の子音を終声あるいはパッチムと言います。

パッチムは、文字の構成上、必ず下に置かれます。母音で終わる単語は、発音と中音の２つの要素から、子音で終わる単語は、発音と中音と終音の３つの要素からなります。

発音は、７種類しかないが、パッチムの中には２つの子音でできているものもあります。（ダブルパッチム）

２つの子音からできているパッチムは、片方だけ発音します。左を発音するか、右を発音するかは決まっています。パッチムは本文中にで前後に置かれてた音により、発音が変わります。

赤字は、ダブルパッチム

成立ち

パッチムとは、「子音字」「母音字」がセットになったものを支えるという意味です。

濁音化＝有声音化

韓国語では、外来語を除いて日本語の濁音にあたる音が語頭にくることは決してない、「ㄱ,ㄷ,ㅂ,ㅈ」は語頭で無声音の「k,t,p,ch」と発音され、語中では有声音の「g,d,b,ｊ」と発音されます。

例：平音は、語中では、濁って発音され「가가가」は、「カガガ：ka-ga-ga」と発音されます。

連音化＝初声の終声化

パッチムの次に母音が続くと、パッチムは後ろの音節に移動して発音されます。

口蓋音化

「ㄷ,ㅌ」パッチムに「이」または「히」が後続するときは連音化せず、「지」「치」と発音される。

激音化

「ㅎ」と平音の「ㄱ,ㄷ,ㅂ,ㅈ」が隣り合うと、激音の「ㅋ,ㅌ,ㅍ,ㅊ」に変化して発音される。

濃音化

「ㄱ,ㅌ,ㅂ,ㅅ,ㅈ」パッチムい後続する初声平音は、濃音に変わります。「ㄹ」のパッチムの次に「ㄷ,ㅅ,ㅈ」が来るとき、濃音化します。固有語の合成語で濃音化することがあります。

舌側音化＝流音化

舌側音とは、「ㄹ」のことです。「ㄴ」と「ㄹ」が隣り合うと、パッチムと初声が両方、「ㄹ」＋「ㄹ」（１＋１）に発音される現象です。

「ㄴ」パッチムで終わる２文字の漢字語に「ㄹ」で始まる漢字後が続くと、「ㄴ」+「ㄹ」は「ㄴ」+「ㄴ」（ｎ＋ｎ）と発音されます。

鼻音化＝子音化

「ㄱ,ㄷ,ㅂ」パッチムは、後続する初声の「ㄴ,ㅁ」と同化して、パッチムと初声が鼻音の「ㄴ,ㅁ,ㅇ」に変わります。

２つのパッチムで、ㄱ,ㅂが発音される時も鼻音化が起こります。

「ｎ」の挿入

合成語において、パッチムの後に야,예,요,유,이」が来ると「ㄴ」の音が添加され、「냐,녀,뇨,뉴,니」と発音されることがあります。

まとめ

発音変化には「濁音化」「連音化」「口蓋化」「激音化」「濃音化」「舌側音化」「鼻音化」「ｎの挿入」と色んな集類があり、発音のルールがある。